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パナソニック、つけっぱなしか、電源切るかーどちらがお得? 双方比較の〈つけっぱなし判定〉機能エアコンに初搭載  エオリアWXシリーズ / Xシリーズ 2タイプ17機種 10月末発売 ウェザーニューズ社の気象情報と初連携 [新製品]

◆ルームエアコンはこまめに電源を切るのと、外出時もつけっぱなしにするのでは、どちらが電気代は安いのかー。このところエアコンの新製品発表会で、しばしば飛び出す質問である。こうした話題はネット上でも結構取り上げられている。それだけ人々の関心が高いというわけであるが、正しい答えは得られてこなかった。パナソニックは2018年10月末から発売するルームエアコン・エオリアWXシリーズ / Xシリーズ 2タイプ17機種で、気象予測のウェザーニューズ(千葉市、草開千仁社長)と連携して、同社独自のエオリアAIとウ社の気温予報データなどを活用した、つけっぱなしと電源を切るのではどちらが得かを判定する機能を搭載した。

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握手をするパナソニック・アプライアンス社エアコン事業部白土清事業部長(左)と
ウェザーニューズの安部大介取締役執行役員

 パナソニックの調べでは、エアコンの電源をこまめに切っている人たちは74パーセントと多数を占めるが、残りの26パーセントはつけっぱなし派である。つけっぱなしにする人たちのうち63パーセントは「そのほうが電気代が安いから」と思っている。
 果たして正解はどちらなのか。

 実際には居住地や部屋の環境差であったり、外出・エアコンを設置した部屋を不在にしていた場合にはその時間などによっても違うなど、今までは「一概には判断ができない」(パナソニック)とされていた。
 それをある程度解決して、こまめに切る、つけっぱなしの双方の電気代の目安を表示して、どちらが安いかを判定してくれるのが、新シリーズに搭載された「つけっぱなし判定」機能である。

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つけっぱなし判定機能を搭載したエアコンWX/Xシリーズ

 これはウェザーニューズが提供する気温予報データやあらかじめ設定した不在時間、エオリアAIが学習した部屋の住宅環境を掛け合わせて分析して、帰宅後に設定した室温になるまでにかかる電気代と、帰宅後の室温の予測を行うことで可能にしたものである。

 この開発には、数億件にもなるというエアコン運転のビッグデータをもとに作られた独自のアルゴリズムが役立てられている。
 ちなみに表示される電気代は、あくまでも目安だという。しかし、外出や部屋を離れる際に電源を切るか、つけっぱなしにしておくか、の判断材料として役立ちそうである。

 ところでこのエアコンのリモコンには、1ヶ月当たりの電気代の目安が表示されるようになっているから、節電につながる。

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つけっぱなし判定のイメージ画面

 また同シリーズのエアコンはエオリアAIと、ウェザーニューズが提供する市区町村ごとの花粉やPM2.5の飛散予報などの気象情報を連携させることで、部屋の空気の汚れるタイミングを先読みして、自動で空気清浄運転をさせるAI先読み空気清浄機能も搭載している。

 このエオリアAIの住宅環境の判定は学習によって補正されるため、精度はエアコンを使うほどに向上する仕組みになっている。

 市場予想価格は、WXシリーズが32万円〜43万円前後、Xシリーズが26万円〜41万円前後。

■中部電力は家電ごとの電気代を見える化

 エオリアWXシリーズ / Xシリーズ のように家電品ごとに電気代がわかる仕組みはあるのだろうか。パナソニックでは「同社の家電品ではエアコン以外では把握していない」と回答していたけれど、中部電力は、2018年9月2日から、同社の家庭向けWEBサービス「カテエネ」上で、計測器を設置することなく空調機や電気式給湯機などの家電ごとの電力使用割合を見える化するサービスを電力会社で初めて開始している。

 これは同社と電気の契約があり、スマートメーターが設置されている家庭が対象の無償サービス。同社が独自に開発した算出手法をもとに、スマートメーターから得られた実際の電気使用データや、家庭ごとの家電の設置状況、気温、日の出・日の入時間などを用いて、家電ごとの電力使用割合や電気料金の目安を算出している。家電品ごとに省エネに取り組むきっかけとなる。

 サービスを利用するには、カテエネに登録して、家族の人数や家電の設置状況などを入力するだけで良い。
 このサービスの家電ごとの電力使用量を算出する手法は、特許を出願しているという。

 同社は2018年度中には、太陽光発電設備の設置有無を分析要素に加えることで、太陽光発電設備を利用する家庭の自家消費分を反映させるなど機能拡充をはかっていく。



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日本橋歩きツアー、ソフビの制作現場を見学   最先端の趣味とモノづくりの街・日本橋の魅力を探る  次回はモノづくりを体験   日本橋総合案内所・大阪あそ歩 [イベント]

◆大阪・日本橋の面白さを知ってもらおうと、日本橋総合案内所は一般社団法人大阪あそ歩委員会(茶谷幸治代表理事)と共同で、日本橋にあるポップカルチャーの代表とも言われるフィギア、通称・ソフビ(ソフトビニール)の制作会社を見学するツアー第1弾を8月20日に行った。10月には第2弾が予定されている。

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日本橋の魅力を歩いて探るツアー


 見学したのはポップカルチャーの殿堂でもある玩具販売のジャングル(大阪市浪速区日本橋東1、塩田浩司社長)の造形工房密林。5人が参加した。
 ソフビは塩化ビニルモノマーを金型に流し込んで加熱し、それを重ね合わせて作る中空の成形品。工房では、2台の3Dプリンターを使って制作した大小さまざまな原型を基に、色付けしたポリ塩化ビニルを流し込んで固形化させている。

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大きなソフビに感激の見学者

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 次回の大阪あそ歩・日本橋ツアーの第2弾は10月29日。ジョーシンJ&Pテクノランドやダイセン電子工業など電子工作・ロボットの専門店を訪ね、日本橋筋商店街振興組合事務所の会議室では初心者向けの工作キットでモノづくりも体験する。

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出発前に日本橋の勉強も

 定員は15人で参加費用は1500円(小学生以上)。日本橋総合案内所の新谷恭代さんがガイドしてくれる。
 集合場所は大阪メトロ堺筋線恵美須町駅北改札口前。所要時間は約2~3時間。
 申し込みはこちらからhttps://www.osaka-asobo.jp/course701.html


[日本橋総合案内所]
http://www.denden-town.or.jp/annaisyo.html
[大阪あそ歩]
https://www.osaka-asobo.jp/common/about






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