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大光電機 LED照明で攻勢 2011年には年間80億円の売り上げを計画 [LED照明]

前芝社長.jpg◆照明の専門メーカー、大光電機(大阪市、前芝辰二社長 = 写真 = )が今年度、LED照明の売り上げの目標を50億円に設定し、来年度には前年度比6割増の約80億円を計画している。今後、全社の売上伸長は「その多くがLED照明によるもの」とするなど、LED照明で積極攻勢をかける。







 大光電機は6月12日、大阪市中央区高麗橋の本社がある1階のショールーム「ライティングコア大阪」を、従来の展示型から住宅・商業施設のLED照明を体感できるようにリニューアルオープンした。
 ショールームは主に、従来の約3倍のスペースに拡張した住宅向け照明の模擬空間展示と商業施設向け提案をする2つのコーナーからなる。しかも、こに展示されている約300点の照明の約8割がLED照明で占めているのも目を引く。

ダイニングキッチンの間接照明を提案.jpg 大光電機は、住宅照明と物販店や飲食チェーン、アミューズメント施設など商業施設向け照明を得意とする。しかし、ここ5、6年は戸建て住宅向けの照明を強化いてきた。
 それを提案するのが、今までから2倍のスペースに拡大した「高木の家」とばれるリビング、ダイニングキッチン、寝室、トイレといった実際の部屋における照明をシュミレーションできる一角だ。

 大光電機が社内に抱える100人を超す照明デザイナー集団「TACT」の照明デザイナー高木英敏さんが監修したものだ。
 いずれもLEDと従来光源との比較ができるほか、光源の配置による明るさやあかり演出の違いなどを体感できるようになっている。
 ここでは「どんな家に住みたいかを顧客と語り、現場を見て、照明が醸し出す空間を提案」することで、パソコン画面からや器具を見るだけではわからないLEDの光を確かめられる。

写真=ダイニングキッチンにおける間接照明の提案



 一方の商業施設向けは、LED照明の配光や光の効果をシミュレーションできる設備を常設している。棚などの物販什器や衣料品などの商品を実際に置いて、光の当たり具合や商品への影響などを確かめられるようになっている。

 業態にあわせて展示物を変更して、より実際の店舗に近い環境で照明を体感できる工夫が凝らされている。
 住宅・店舗向け照明器具の新製品を提案するとともに、LED照明への理解を深めてもらおうと、6月15日の金沢を皮切りに全国8都市で展示会と照明セミナーを開催している。

商業施設コーナー.jpg
LED照明と従来光源と比較できる商業施設コーナー

 6月23、24、25の3日間は大阪・高麗橋のショールーム「ライティングコア大阪」でも開かれる。大光電機の安岡悦章執行役員による「やさしいLEDの話」、高木英敏チーフデザイナーの「LEDの話はしませんがヨゴザンスか?」などが予定されている。

 LEDの勢いに乗る形で、前芝辰二社長は昨年をLED元年と位置付けた。そして今年の全社の売り上げ計画を245億円としている中、LED照明だけで50億円を計画するが「4月からの動きから判断して、この数字は9割方達成できると予想している」という。

 さらに2011年のLED照明の売り上げ計画である80億円も「ほぼ堅い」としている。
 LED照明では業界の中でも1歩進んだところに位置していると自負している前芝社長は、その理由のひとつとして「商品供給から開発面などチップメーカーである日亜化学工業との連携」を指摘する。

 また住宅、商業施設を問わずに照明の配置、光源の組合せなど施主に対する具体的な提案力が売り上げにつながっているものとみられる。

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